【大学生の恋愛】たまごっちばかり触る男性と女子大生

たまごっちばかり触る変な男子大学生と普通の女子大生の恋愛です。
個人的には少し好きな話です。

■たまごっちばかり触る男性と女子大生の恋愛

大学に入学し、浮かれていたある日のことです。他学部ではありますが、たまたま同じサークルに興味を持っていた男の子と仲良くなり、連絡先を交換しました。「あのサークル入るなら教えて」「今度サークルの飲み会あるらしいよ」と言った具合にやり取りをしていました。そんなある日、映画を見に行こうと誘われました。高校時代は地味に過ごし、好きな人はいたものの、付き合うなんて夢のまた夢、というような女であったため、映画に誘われた事実に舞い上がった私は当日まで夢のような気持ちで過ごしました。たまたま、そのサークル関連の用事もなく、連絡先を交換してから映画の日まで本人と会うことがなかったので余計に楽しみでした。

■デート当日

さて、当日。待ち合わせ場所に行ってみると、その男の子のことはもちろん見覚えはあるけど、こんな子だっけ?と思ってしまう雰囲気でした。服の好みなどが私の好みと全然違い、だぼっとしたズボンからトランクスが見えそうでした。私の空想の中ではもっとかっこよかったのに。でもまあお互いそう思っている可能性もあるので気にしないように心がけました。男の子は当時発売されたばかりのたまごっちを得意げに取り出し、世話をし始めました。たまごっちの本体を見るのはその時が初めてで、「わーたまごっち!初めて見た!」と言ったものの、内心『男でもこんな物で遊ぶんだ』とちょっと引いていました。

映画館への電車内や歩く道すがらは当然のこと、映画館に入ってからもその男の子はたまごっちを頻繁に取り出しては世話?をしています。

映画自体はおもしろかったのですが、たまにたまごっちを気にしているその子が気になり、あまり集中できませんでした。

その後カフェでお茶をしましたが、結局たまごっちから手を離すことはなかったその子は、私と過ごして楽しかったのでしょうか。帰宅後、私がおもしろい会話できなかったらたまごっちばっかり触っていたのかな…などと落ち込みましたが、その子からのメールには「今日はめっちゃ楽しかったよ。ありがとう。また遊ぼう!」などと書かれており、実際その後も「ボーリングに行こう」だとか「飲みに行こう」だとか連絡をくれていました。

落ち込むことはなかったんだ、と気持ちは浮上しましたが、私自身の気持ちが積極的になることはもうなく、メールもなんとなくかわしているうちに来なくなり、きっかけだったサークルには私だけ入ることになって私はそこで彼氏もできましたのでたまごっちくんのことは若かった昔の思い出となりました。

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